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近年、環境への配慮や安全性を重視する中で、ナチュラルクリーニングが注目されています。その中でも特に人気が高いのが、「アルカリ電解水」と「セスキ炭酸ソーダ」です。どちらもアルカリ性で油汚れや皮脂汚れに強いという共通点がありますが、その性質や得意なことには違いがあります。
ここでは、『ハルカリくん+』のようなアルカリ電解水とセスキ炭酸ソーダを徹底比較し、それぞれの特徴と最適な使い方を解説します。
比較項目 | アルカリ電解水 (例:ハルカリくん+) | セスキ炭酸ソーダ |
---|---|---|
主成分 | 99%以上が水。微量の塩を電気分解した水溶液。 | 炭酸ソーダと重曹(炭酸水素ナトリウム)の複塩。粉末状。 |
形態 | 液体(スプレーボトルでそのまま使用)。 | 粉末(水に溶かして使用)。 |
pH値(アルカリ度) | pH12.5~13.2程度(強アルカリ性)。 | pH9.8程度(弱アルカリ性)。 |
洗浄メカニズム | 油脂の乳化作用と鹸化作用、タンパク質分解。浸透圧作用で汚れを浮かせ、菌やウイルスを不活化。 | 油脂の鹸化作用、タンパク質分解。水に溶けた際に発生するOH⁻イオンが汚れを分解。 |
得意な汚れ | 油汚れ(調理油、皮脂)、手垢、タンパク質汚れ、ヌメリ。特に頑固な油汚れに強い。除菌・消臭。 | 油汚れ、皮脂汚れ、血液汚れ、手垢、軽い焦げ付き。軽い消臭効果。 |
安全性 | 化学物質フリー。水が主成分のため、肌への刺激が少なく、残留性も低い。二度拭き不要。 | 自然由来の成分。素手で触れることも可能だが、荒れやすい場合は手袋推奨。口に入っても安全とされているが、飲み物ではない。 |
環境負荷 | 非常に低い。使用後は空気中の二酸化炭素と反応して水に戻る。 | 環境負荷は低い。天然物質。 |
即効性 | 高い(スプレー後すぐに汚れに作用)。 | やや低い(水に溶かす手間や、浸け置きが必要な場合も)。 |
除菌・消臭 | pH12.5以上の強アルカリ性のため、高い除菌・消臭効果が期待できる。 | 弱アルカリ性のため、強い除菌効果は期待できないが、ニオイの元となる汚れを除去することで消臭効果はあり。 |
コスト | 製品によるが、希釈しない分、比較的高価な場合もある。 | 比較的安価。水に溶かして使うため経済的。 |
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アルカリ電解水(『ハルカリくん+』など)のメリット・デメリット
メリット
- 圧倒的な洗浄力: pH13.2という高いアルカリ性で、特に頑固な油汚れやタンパク質汚れを強力に分解。
- 高い除菌・消臭効果: 洗浄と同時に、菌やウイルスを不活化・除去し、ニオイの元を分解。
- 手軽さ: そのままスプレーして拭き取るだけでOK。液体なので、素早く汚れに浸透する。
- 安全性: 化学物質フリーで、二度拭き不要なため、残留成分の心配が少ない。
デメリット
- 使用できない素材がある: アルカリ性に弱い素材(アルミ、ニス塗り、皮革など)には使えない。
- コスト: セスキ炭酸ソーダに比べると、製品によっては高価に感じる場合がある。
セスキ炭酸ソーダのメリット・デメリット
メリット
- 汎用性が高い: 比較的穏やかなアルカリ性で、幅広い用途に使える。粉末なので、水に溶かす濃度を調整できる。
- 経済的: 大容量で安価に手に入り、水に溶かして使うため非常に経済的。
- 血液汚れにも強い: タンパク質汚れに強いため、血液汚れの予洗いや浸け置きにも有効。
デメリット
- 洗浄力がやや穏やか: 強アルカリ電解水ほどの強力な油汚れ分解力は期待できない。
- 除菌効果は限定的: 強アルカリ電解水のような高い除菌効果はない。
- 使用前の手間: 粉末のため、使用前に水に溶かす手間がかかる。
- 拭き残しに注意: 水に溶けたセスキ成分が白く残る場合があるため、拭き取りが必要になることもある。
結論:賢い使い分けがおすすめ
- 『ハルカリくん+』のようなアルカリ電解水:
- 頑固な油汚れ(コンロ、換気扇、レンジフードなど)
- 強力な除菌・消臭が必要な場所(食卓、ドアノブ、おもちゃ、トイレ)
- 手軽にサッと掃除したい日常の拭き掃除
- 化学物質フリーで安心感を最優先したい場合
- セスキ炭酸ソーダ:
- 軽い油汚れや手垢(テーブル、床、軽い皮脂汚れの洗濯)
- 血液汚れの予洗い
- コストを抑えたい日常の広範囲な掃除
- 浸け置き洗い(Yシャツのエリ・袖汚れなど)
このように、それぞれの特性を理解し、汚れの種類や場所、求める効果に応じて使い分けることで、より効率的で安全、そして環境に優しいお掃除が実現できます。
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